春の滋味にほっとする〜かぶと鶏手羽の煮物でしみじみ晩酌

どうも、北摂おやじです。
早いもので5月も半ば、朝晩はまだ涼しいけれど、昼間は汗ばむような陽気も増えてきましたな。季節の変わり目って体がだるくなりがちで、ついついコンビニ弁当や冷凍食品に手が伸びそうになるけど…そんなときこそ、簡単でも「ちゃんと作る」ご飯が体と心に効きますわ。
今日の夕飯は、春野菜をたっぷり使って、やさしい味に仕上げました。食卓に並んだのはこちらの4品。
・小松菜と卵のニンニク炒め
・かぶと鶏手羽の煮物(←レシピ載せてます)
・カブの甘酢漬け
・ほうれん草の澄まし汁
スーパーで立派なカブを見つけて、即買い。カブってやわらかくて甘くて、和にも洋にも合う万能野菜ですよね。葉っぱも捨てずに炒め物に入れたり、味噌汁に浮かべたり、無駄がないのがありがたい。
そのカブを使って、今日は2品作りました。一つは甘酢漬け。これはスライスして塩を振って少し置いてから、酢・砂糖・塩を合わせた漬けだれに漬けるだけ。冷蔵庫に入れておけば2〜3日は日持ちしますし、口の中がさっぱりしていい箸休めになります。
もう一品は、今日のメインともいえる「かぶと鶏手羽の煮物」。これがまた、しみじみうまいんですわ。シンプルな味付けなんだけど、鶏の旨味がカブにしみて、口に入れるたびに「ほぉ〜っ」とため息が出る。よかったらレシピ、載せておきます。
かぶと鶏手羽の煮物 レシピ(2〜3人前)
〈材料〉
・カブ … 中3個(葉つきなら葉も使う)
・鶏手羽元 or 手羽先 … 6〜8本
・生姜 … 1かけ(薄切り)
・水 … 300cc
・酒 … 大さじ2
・みりん … 大さじ2
・砂糖 … 小さじ1
・醤油 … 大さじ2〜2.5(お好みで調整)
〈作り方〉
① カブは皮をむいて4〜6等分のくし切りに。葉がついていたら、3〜4cmに切っておく。
② 鶏手羽はキッチンペーパーで水気をふき、鍋に皮を下にして並べて中火で焼き目をつける(油はひかなくてOK)。
③ 焼き色がついたら、生姜、水、酒、みりん、砂糖を加えて中火で煮る。沸騰したらアクを取って、弱火にして10分ほど。
④ カブを加えてさらに10〜15分、カブがやわらかくなるまで煮る。
⑤ 最後に醤油を加えて、全体を混ぜながら5〜10分ほど煮含めて完成。
ポイントは、醤油は最後に加えること。はじめから入れるとカブの白さがくすんでしまうんです。照りが出て味もしっかり染みるので、食べごろは翌日…なんですが、今日もついつい食べてしまいました(笑)
副菜には「小松菜と卵のニンニク炒め」。これも超簡単、5分でできるスピードおかず。小松菜はさっと茹でておいて、フライパンでみじん切りのニンニクを炒め、溶き卵を入れて半熟にしたところに小松菜を投入。塩と胡椒だけで、もうバッチリおかずになります。
汁物は「ほうれん草の澄まし汁」。かつお出汁を丁寧に取って、薄口醤油と塩で味を整えただけのシンプルな一品。小さく切った豆腐と三つ葉なんか入れてもよかったけど、今日はほうれん草のみで。優しい味わいに癒やされました。
正直、仕事から帰ってきてクタクタの中、こんなに作るのはしんどい日もあります。でも、いざ包丁を握って、湯気の立つ鍋を前にすると、肩の力がすっと抜けるんですよね。料理って、面倒だけど癒やしでもある。なにより、自分や家族の「今日一日よくがんばったな」って気持ちを包み込んでくれるような力があると思います。
もちろん、冷凍餃子の日だって、あります。でも、たまにはこうして旬の食材を取り入れて、体に優しい献立を作ってみるのも、いいもんですよ。
というわけで、今日もお疲れ様でした。
次はどんな夕飯にしようかな〜。また書きます。
北摂の片隅から、おやじの晩飯通信でした。